今度は愛妻家

今度は愛妻家

仕事も家事もせず、妻への愛情も微妙なダメ夫と、そんな夫を献身的に支える健康オタクの妻が織り成す、ハートフルな夫婦のドラマ。夫婦を演じるのは、『サウスバウンド』の豊川悦司と『ALWAYS 三丁目の夕日』薬師丸ひろ子。ダメ夫婦から誰もがうらやむ理想の関係に変わる、夫婦のきずなに心動かされる。(Yahoo!映画より)

以前、お客さまが観賞されたという記憶があったので、視聴してみた。前半は離婚寸前のダメ夫婦ぶりがオモシロオカシく、次第にストーリーが明らかになるにつれて切なさと暖かさが交錯します。ネタバレNGなので詳しく紹介しませんが、豊川悦治のダメ夫っぷり演技は喝采もの。簡単に言うと、自分勝手で表現ベタ、バレた浮気も数知れず。献身的な奥さんの行動も当り前という自己中な男。以下、ワンシーンをちょっとご紹介。

 

さくら 「ねぇ、旅行に行きたいなぁって思ってるの。」

俊介  「いいけど、オレのメシはどうすんだよ?」

さくら 「私はあなたのご飯作るために結婚したんじゃないんだからね!」

 

恥ずかしながらこのセリフ、自分の奥さんとほぼ同じやり取りしたコトがある。ダメ夫と自分が重なってしまい、脳がしばらく思考停止状態に。ハタから観ていると情けないなーと笑ってしまうシーンなのですが。確かに仰るとおり、私もダメ夫でございます・・・・。

そういう意味も込めて、かなり感情移入できた映画でした。理想の夫婦像って、性格や相性が絡むので色々あっていいと思うし、一概にはイメージできない。でもやっぱり、素直な気持ちや態度を相手に伝えるってコトは共通項なんだなぁと。「今度は愛妻家」 タイトルも内容もステキな映画でした。